Tonight(Balcony Scene)   West Side Story
 MARIA
Only you,
 you're the only thing I'll see forever
In my eyes,
 in my words and in everything I do
Nothing else but you
Ever

 マリア
あなただけ、
 私はあなただけを永遠に見つめる
わたしの眼、
 わたしの言葉、わたしの行いすべてで
あなたの代わりはない
ずっと

 TONY
And there's nothing for me but Maria
Every sight that I see is Maria

 トニー
ぼくにもマリアの代わりはありません
ぼくが見るすべてはマリアです

 MARIA
Tony, Tony...

 マリア
トニー、トニー

 TONY
Always you,
 every thought I'll ever know
Everywhere I go, you'll be

 トニー
いつもあなたがいる
 これまで知ったすべての思考
どこに行っても、あなたがいる

 MARIA
All the world is only you and me...

Tonight, tonight
It all began tonight
I saw you and the world went away
Tonight, tonight
There's only you tonight
What you are, what you do, what you say

 マリア
すべて世界は、あなたと私だけ

今夜、今夜
すべては今夜はじまった
あなたに会って、世界は変わった
今夜、今夜
あなただけ、今夜
あなたはどう、何かしたい、喋って

 TONY
Today
All day I had a feeling
A miracle would happen
I know now I was right

 トニー
今日
一日中、そんな予感がした
奇跡は起こる
ぼくは今、自分が正しかったと知る

 TONY and MARIA
For here you are
And what was just a world is a star
Tonight

Tonight, tonight
The world is full of light
With suns and moons all over the place
Tonight, tonight
The world is wild a bright
Going mad, shooting sparks into space

Today, the world was just an address
A place for me to live in
No better than alright

But here you are
And what was just a world is a star
Tonight

Good night, good night
Sleep well and when you dream
Dream of me
Tonight

 トニーとマリア
ここに、あなたが
この世界もすぐ星になる
今夜

今夜、今夜
世界は光に包まれる
太陽と月がこの場所に溢れる
今夜、今夜
世界は未開で明るい
興奮して、そこら中に火花を撒き散らそう

今日、世界はうまく対応した
まさにこの場所で
これ以上はない

しかし、あなたはここにいる
この世界はすぐ星になる
今夜

おやすみ、おやすみ
熟睡して、あなたの夢で
わたしの夢を見て
今夜






 映画「ウェスト・サイド物語」の中盤、もっとも有名な「Tonight」のデュオです。ただ、「Tonight」という曲はふたつあって、ジャングルみたいな曲と、「Balcony Scene」とも言われるこの曲がタイトルを争っています。ウェスト・サイド物語の公式サイトを見ると、なぜか、この「Balcony Scene」の方が省略されているのです。そんな訳でこの歌詞は、ライコスのかなり古いサイトから頂いたものです。つーか、LPレコードがうちにある筈なんですけど。



You Tube
West Side Story-Tonight
 この映画には、あんまり肌の生っ白い人は登場しません。ナタリー・ウッドはロシア系米人ですが、プエルトリカンという設定なので、やや肌が浅黒くメイクされています。それに合わせて、リチャード・ベイマーも、日に焼けた勤労青年というスタイルになっています。ふたりが抱き合う姿はまるで、インドの不可触民どうしが愛を語らっているように見えます。でも、これが良いんです。最低辺に立ってこそ、夢が紡げるのです。

 古い映画なので、今の眼で見ると、いかにも捻りのない場面作りになっています。

 このフィルムでは、途中にセリフが入り、最後の「グッドナイト〜」以降の合唱は省略されています。